カンボジアについて

長かった内戦
カンボジアは1970年代から1980年代にかけて長く戦火の中にありました。特に1975〜79年の虐殺政権時代には、高僧や教師等の知識人を中心に国民の5分の1以上を失い、お経や書物のほとんどが焼かれました。都市の住民は皆追い出され、農民も住んでいた村を追われ、強制労働の続く毎日でした。
この虐殺政権が崩壊した後も内戦は続き、地区によっては20年以上にもなる苦難の時代を経て、1993年の総選挙で、平和と復興へのスタートを切りました。人々は地雷や不発弾、旱魃や洪水、伝染病、エイズなど、様々な脅威と向き合いながら、助け合って暮らしています。

カンボジアの学校に
クラブ活動をするゆとりはない

日本では恵まれた条件のもと中学高校生がクラブ活動をベースに学業とスポーツを両立させています。学校時代のクラブ活動で得た経験が大人になってからも役立っている人、当時の仲間とのつながりがずっと続いているという人、多いのではないでしょうか?
また、子供の数に対して学校の数が足りていないため、多くの学校で午前午後交代で同じ教室を二クラスが使う二部授業を実施しています。このため校内で日本のようなクラブ活動は実施できないのが現実です。